人間だったら誰もが根源的に希求してやまないもの。それは
フリーダムっ!
自由気儘に流離って生きることが出来たら、それは人間にとって至上の幸福でござんしょう。
が、何だかんだ言って自由に生きているつもりでも、様々な柵に雁字搦めになってしまって身動き一つするのにも難儀することもありまっすし、そうそう自由に生きる事など出来ぬのが人の世の常でござんす。
さて、冒頭の動画はフランスの偉大なるシンガー・ソングライター、Charles Aznavour(シャルル・アズナブール)のあまりにも有名なシャンソン、“La bohême(ラ・ボエーム)”でっす。
貧困ではあっても愛と芸術に溢れていた青春時代の甘き幸福の残滓を振り返るような内容でござんして、オイラも歳を食った今、何とも切々とした感情を抱いてまうわい。
そうそう、オイラが敬愛してやまない長谷川きよしさんのカバーが素敵すぎまっす。
ちょっと脱線いたしまっすが、シャルル・アズナブールは俳優としても活躍しておりまっしたね。
個人的に忘れられないのはドイツの作家、Günter Grass(ギュンター・グラス)の代表作、“Die Blechtrommel(ブリキの太鼓)”三部作の二部までを同国の名匠、Volker Schlöndorff(フォルカー・シュレンドルフ)監督が1979年に映画化した作品でっす。
主人公の3歳で自らの意思で成長を止めた、オスカル・マツェラート愛用のブリキの太鼓を販売しているユダヤ人の善良なおもちゃ屋さんの店主、ジギスムント・マルクスをシャルル・アズナブールが演じているんでっすけど、

ほんと役者としてもスンバラシイ演技を披露されておりまっす。
映画の“ブリキの太鼓”に関しまっしては旧愚ブログに書いたのでっすが、色んな意味でエグいシーンも多々ありまっすが、オイラ的には映画史上屈指の名作だと思ふちょりまっす。
で、“ラ・ボエーム”でっすが、たまたま別件でYouTubeを漁っておりまっしたらフランスのギタリスト、Stephane Bernard(ステファン・ベルナール)という方が自身のギターソロ・アレンジを演奏されている動画を見つけまっして、これがなかなか良いアレンジなのでありまっす。
アレンジ譜の冒頭はこんな感じでっす。
アレンジ自体はシンプルなんでっすけど、原曲のイメージを崩さないとってもナイスな感じになっちょりまっす。
また、喜ばしい事にベルナールさんはこのアレンジを無償公開されちょりまっす。(他にも膨大なアレンジを公開されているのでベルナールさんのYouTubeチャンネルを是非、ご参照なされたし)
ここにも置いておきまっすので、自由にDLってお楽しみ下され。
Charles Aznavour(シャルル・アズナブール)~Stephane Bernard(ステファン・ベルナール)編/La bohême(ラ・ボエーム)(PDF)
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