オイラは極々普通のオヤヂでありまっして、どう考えても個性的という感じからはほど遠く、言うなれば人の形をした没個性と言っても過言ではなかろ。
でっすから、個性的な人にはある種の憧れを抱くのでありまっすが、結局のところは普通が一番楽でええなというところに落ち着きまっす。
根は小心者なんすよね。でも、キレる時はキレるので始末に負えない・・・。若い頃は特にね・・・。今はそんな元気もねぇな・・・。
さて、冒頭の動画はロシアのギタリスト、Rovshan Mamedkuliev(ロフシャン・マメドクリエフ)によるクラギの方にはお馴染みすぎるメリケンのギタリスト・コンポーザー、Andrew York(アンドリュー・ヨーク)による2012年のGuitar Foundation of America(GFA)コンクールの委嘱作品(課題曲)として作曲された、“Just How Funky Are You(ジャスト・ハウ・ファンキー・アー・ユー)”の演奏でっす。
曲名は直訳しまっすと、“あんたはどんだけファンキーなの?”でせうか?
ちなみにこの動画は実際のコンクールでの演奏で、マメドクリエフさんが優勝されまっした!ムイ・ビエン!
アンドリュー・ヨークっていうと、クラシック・ギターの大巨匠、John Williams(ジョン・ウィリアムス)が1989年にリリースしたアルバム、“Spirit Of The Guitar”にヨークさんの作品である“Sunburst(サンバースト)”と“Lullaby(ララバイ)”を録音した事がきっかけで国内外のクラギ界で一気にその名声を高めまっしたね。
1989年はオイラが今のお店に入社した年でありまっして、この2作品のピースがアメリカで出版された年でもありまっした。
間違いなく過去一で売れた楽譜でっしたなぁ。100冊単位で仕入れても1ヶ月保たんかったものん。(今ぢゃ信じられんな・・・)
ジョン・ウィリアムスによる“サンバースト”と“ララバイ”の演奏音源をどうぞ。
んで、この“ジャスト・ハウ・ファンキー・アー・ユー”は、ヨークさんの数ある作品の中で間違いなく最難曲だと思いまっする。
曲名自体がある意味“ファンキー”でっすけど、音楽用語で言うところの“ファンキー”は激しいリズムやグルーヴ感を指しまっして、内容は思いのほか真面目でありまっす。
が、後半でスラップ奏法やゴルペによるスラム奏法っぽいパーカッシブな奏法も出てくるので、一般用語で言うところの“ファンキー”≒“個性的”でもありまっする。


楽譜はヨークさんのウェブサイトで購入出来まっす。
当たり前ですが、猪居亜美さんも弾かれてましたね。
けんいちさん
コメントをいただきありがとうございまっす。
>当たり前ですが、猪居亜美さんも弾かれてましたね。
2022年の「Hakuju ギター・フェスタ」で演奏されていまっすね。難曲、且つ、ボディを叩かなくてはいけないせいなのか、あまり演奏する方が多くないのが残念でっす。個人的には良い曲だと思うのでっすけどね。