
今日は朝一番で、都内某ホールで開催されるコンサートのために依頼されたチェンバロの搬入に行きました。
午前9時にホール搬入だったので8時に出社したわけですが、昨夜はなぜか寝苦しくて午前4時過ぎに目が覚めてしまい、二度寝するのは危険と判断してTVをつけてぼぉ~っとしておりましたら案の定落ちて、目が覚めたら午前6時半を過ぎており、直ぐに家を出ないと間に合わないためダッシュ。
今、とてつもなく眠いです・・・。
さて、今回のお話は旧愚ブログでも書いた山下和仁さんはやはり天才中の天才なんだなと、ワタクシが再認識をしたエピソードでございます。
1990年代に開催されたあるコンサート1で、山下さんは海外のあるチェンバリストの方と共演することになりました。
実はこのコンサートで演奏するチェンバロのレンタル依頼がうちの店にあり、過日、山下さん、チェンバロ奏者、チェンバロ奏者の奥様がご来店され、店の貸しスタジオでリハーサルをする事と相成りました。
ちなみにワタクシが山下さんと直接店でお会いするのはこれが2回目。
山下さんは例によって「◯◯さん、お元気でしたか?今日は宜しくお願いします」と、ジェントル・ヴォイスでご挨拶をして下さいました。
貸しスタジオは完全防音ではないので通常、特に歌声なんかは結構2階の店舗まで聞こえてくるのですが、チェンバロやギターの場合は殆ど聞こえてきません。
ですが、この日はリハーサルが始まった途端、山下さんのギターの音だけが2階までガンガン聞こえてきて吃驚いたしました。
2時間ほどリハーサルが続いて休憩となり、チェンバリストの奥様が「今、アンコール曲が決まったので山下さんに楽譜を渡したいのでコピーをしていただけませんか?」と、2階の店舗に上がって来られました。
うちの店は現在もそうですが、コピー機がございません・・・。
ですので、近くのファミリーマートに行ってコピーをしたのですが、作曲者、曲名は失念いたしましたが、明らかにチェンバロ・デュオ曲の楽譜でございました。
つまり、当然ながら鍵盤二段譜でございます。
店に戻って楽譜を山下さんにお渡しすると早速、譜面台に置かれてアンコール曲の練習が始まりました。
それをスタジオの片隅で少しだけ見学させていただいたのですが、まず腰が抜けそうに驚いたのは山下さんが初見でミス無く完璧にイン・テンポで演奏された事です・・・。
更に驚愕だったのは、2回目の合わせの時にはもう殆ど譜面を見ずに演奏された事であります・・・。
天才と凡才(ワタクシね)の差をまざまざと見せつけられた思いでした。分かってはいましたけどね・・・。
2回目の合わせ練習が終わった段階で、そそくさとスタジオから退散した事は言うまでもございません。
これまで山下和仁さんと直接お会いした時のエピソードを“山下和仁さんとの想い出”、“山下和仁さんとの想い出~邂逅編”、“弦高高過ぎ問題の件~追憶”で綴りましたが、今回のエピソードで打ち止めでございます。
さてさて、そろそろ楽器の搬出に向かいますか・・・。

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