昨日の宮崎空港での不発弾爆発のニュースはクリビツしまっした。
戦後80年近く経っても様々な偶然が重なって爆発するなんて・・・。(一見)平和な日本も80年前は確かに戦争をしていた訳で・・・。
戦争によって不発弾がたくさん残っている国々は現在進行系で増加しているんでっすよね。有史以来、戦いを止められない人間ってイキモノはやっぱり基本的にアホなのかねぇ・・・。
全然関係ないのでっすが、自己流でホーミーの練習をしていたら、音程はまだ変えられんのでっすけど音が出るようになってきたがな。結構、オモロイ。このまま継続して練習しよう。
で、練習と言えばクラギ、フラギの方は普段、スケール(フラメンコはピカード?)やアルペジョと言った基本的な技術練習を欠かさず行っているかと思いまっする。(オイラは不良品なので、あまりやってねぇっすけど・・・)
ギターの場合、アルペジョはそこそこ速く弾けるのにスケール(もしくはピカード)は速く弾けねぇのっす・・・という方が結構いらっしゃるんすよね。
少なくとも、オイラがこれまで接客をさせていただいたお客人の大半の方がそうでっした。
何でなんだろ?
確かにパコ・デ・ルシア並のスピードで弾くのはムズいのでっすけど、実は決して不可能な速度ではなく、恐らく殆どの方はちょっとした頭の切り替えで弾けるはずだとオイラは真剣に思ふておるのでありまっす。
オイラもたまにやるのでっすが、普段ギターを弾いている時の右手のフォームで机やテーブルの上を例えば i(右人差し指)と m(右中指)を交互にトントンと叩く動作をしてみまっす。
初めはゆっくりと叩き、徐々にスピードをアップしていくとお客人の殆どの方はBPM160~180辺りは割と簡単に叩けるのでありまっす。
ということは、指は問題なく動いているっていう事っすよね?
実際の曲中のスケール(もしくはピカード)をもし、この速度で弾けたらギターでは十分過ぎる訳でっすけど、何故か弾弦という行為になると弾けなくなっちゃうのねんな。
トントン叩くという動作はギターに置き換えまっすとアポヤンドでっすよね。
アルアイレも発想を転換すれば、手のひら方向にバーチャルで存在する不可視の弦にアポヤンドする行為でねが?
1弦をアポヤンド(もしくはアルアイレ)する
↓
弾弦した指が2弦(アルアイレの場合は手のひら方向の不可視の弦)に触れる
って事でっすよね。
オイラも昔はそうだったんすけど、アポヤンド(もしくはアルアイレ)って
指が目的の弦を弾いて隣の弦に触れる
っていう固定観念がありまっした。
でっすが、これって当たり前でっすけど、“弦を弾いて触れる”という二段構えの意識と動作になりまっすので僅かながらタイムラグが生じてしまい、意外と指の動きを阻害してしまうのでっすよね。
要するに意識を触れる弦だけに向けて、結果的にその過程で弦が弾かれれば誰でも弾弦スピードは上がるって寸法っす。
クラギ、フラギのギター弾きの方(プロアマ問わず)でスケールを速く、且つ、レガートに弾ける方の演奏を良く見まっすと、意識的無意識的に関わらずそういう指の動きをしている事がわかりまっす。
これは全く特別な演奏法ではなく、既にご存じの方もたくさんいらっしゃいまっすし、入門者の方にも最初から丁寧に教授される先生もいらっしゃるっす。
でも、意外と忘れちゃうんでっすよね。いと、悲しきなり・・・。
【2024年10月8日付記】
所謂、フラメンコ・ギターのマエストロ達の作品をバリバリ演奏しまくる凄腕として知られるフラメンコ・ギターの名手、Javier Conde(ハビエル・コンデ)の指の動きはわかりやすいかも。
2010年開催の直木賞作家で熱狂的なフラメンコ・マニアの逢坂 剛さん主宰による、“カディスの赤い星ギターコンサート”に出演された際の演奏動画をどうぞ。凄いっす。
ハビエル・コンデさんはピカードを弾く際、Sabicas(サビーカス)のように指を真っ直ぐ伸ばした感じで弾かれまっすが、人によって手の骨格や構造は違いまっすので、必ずしもこのフォームにしなければならないということはありませぬな。
ちなみにパコはこんな感じっすよね。
フォームは明らかに違いまっすけど、指を動かす起点は第三関節(指の根元)から動かしているので結局、全く同じ運動をしているのでっすよね。
要は弦に触れるついでに目的の弦を弾いている感じを確認出来ればムイ・ビエンでっす。
いずれもスロー再生して観まっすと、良くわかりまっす。(多分・・・)
相当お久しぶりです!
お元気ですか?
こちらはぼちぼちやってます
『なぜアルペジオは出来てピカードが出来ないのか?』
私が思うには右指の打弦と左指のタイミングだと思います。
アルペジオは割と左が押さえたままで
ピカードは右指のテンポと左指の押さえのタイミングを
合わせるので
テンポが速ければ速いほどタイミングがズレ安くなり
音がかすったり、空振りしたり・・・
左指の動きをメトロノームなどに合わせて徹底的に動かす
練習も効果的だと思いますよ。あしからず
アルパコさん
お久しぶりでっす。何とか、生きていまっす・・・。
>私が思うには右指の打弦と左指のタイミングだと思います。
それに尽きまっすね。ちょっと長めのピカードの練習する時、オイラは音を1音づつ増やしながら弾く練習をしたりしまっす。慣れてきちゃうと、どんなパターンでも大体弾けまっす。
後は全ての指の組み合わせ(当然ながらchも含みまっす)で色んなパターンを練習することもありまっす。
Luzia様
ご無沙汰しています。
このパコの動画を見せられて
> 本当は誰でも指弾きでスケールやピカードは速く弾けるはず
と言われてもねえ(汗)
ところで、
> これは全く特別な演奏法ではなく、〜
↑にあります、演奏法を解説した入門書などはありますか?
yannakaさん
ご無沙汰でございまっす。
> これは全く特別な演奏法ではなく、〜
↑にあります、演奏法を解説した入門書などはありますか?
これが無いんでっすよ・・・。ギターの教則本って国内外を問わず星の数ほど出版されていまっすけど、今回の事のような事って全然書かれないんでっすよね。
言葉による説明だと判りにくいということもあるのかもしれまっせん。先生が実際にお手本的に演奏しちゃった方が判りやすいのかもしれまっせん。