35年も楽譜の仕事をしていても、未だに初めて知る作曲家や作品にたびたび出会いまっする。まぁ、だから面白いんでっすけどね。
とは言え、オイラの専門はギター関係(クラシック、フラメンコ等)と古楽器関係なので、それ以外の楽器の楽譜に関しての知識はかなり拙いでっす・・・。
ピアノの楽譜に関してもほぼ無知でありんす・・・。
なので、別件でサーチをしていて遭遇したルーマニア出身~ハンガリーの作曲家、Kurtág György(クルターグ・ジェルジュ ※2023年11月22日現在97歳!)も、つい最近知りまっした・・・。(滝汗)
冒頭の譜面はクルターグ・ジェルジュのピアノのための作品、“Játékok(遊び)”シリーズの2023年現在最新刊である第10巻の7曲目に収載されている、“Lassan szállj és hosszan énekelj, haldokló hattyúm, szép emlékezet!”という曲の手稿譜でっす。
直訳すると“ゆっくり飛んで、長く歌って、私の死にゆく白鳥よ、私の美しい思い出よ!”でせうか?
このシリーズは調べまっしたら、元々はピアノ・メソッドとして始まったものが年を経て教訓的な性格を失い、クルターグ工房(?)からのドキュメント的な小品集へと昇華していったようでございまっする。
で、冒頭の手稿譜をご覧いただくとおわかりかと思いまっすが、ピアノ作品ではあるのでっすが、どう見てもギター曲としか思えぬ・・・。
1小節目の和音なんか下から E(ミ)、A(ラ)、D(レ)、G(ソ)、B(シ)、E(ミ)と、完全にギターのノーマル・チューニングの開放弦の音だもの。
浄書された“遊び”シリーズはハンガリーのEditio Musica Budapest Zeneműkiadó Ltdから出版されちょりまっす。
嬉しいことに、この曲のサンプルが公開されちょりまっす。
唯一、オリジナルどおりに演奏出来ない箇所は下から2段目の1小節~2拍目の和音だけっす。他はそのまま演奏可能ぢゃ。
という訳で、今回はこの曲の手稿譜をおまけいたしまっする。



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