
“人間という生き物は矛盾の象徴”
は至言であると思ふ。
ほんと、その通りっ!
だから、メンドイことばかりが日常的に起こりよるのだろう・・・。
ただ普通に幸福を求めて生きるだけで大いなる矛盾を抱えながら日々を生きているのだ!、ということを常に考えながら行動するという事をのを忘れちゃあいけねぇなと思いつつ、忘れちゃうんだよね。人間てぇ生きもんは。
と、いつになく殊勝なオイラでっすが、別に何でもござらん。ふと、池波先生のお言葉を思ひ出して自省しただけでござんす。今日も矛盾を孕んだ一日を過ごしまっす・・・。
さて、オイラは千葉商科大学のギター部に所属していたわけでっすが1、以前にも書きまっした通り、千葉商大ギター部は“お中元”と“お歳暮”の季節に“松屋浅草”でアルバイトをするという伝統がござった。
このアルバイトの思ひ出に関しては既にMOTTAINAI話や、走馬灯をグルングルン回した話で書いておるのでっすが、もう一つ思ひ出話を書こうと思いまっす。
あれは2回生の夏、つまりはお中元の季節でのバイトの時の事でございまっす。
その日、ギター部員はオイラを含め先輩・後輩の計6名がほぼ一日仕事をし、終業後、女性社員2のお一人を誘ってちょっと飲みに行き、その後、先輩が
ちょっと浅草寺に寄っていかねぇ?
と言い出したので皆で向かいまっした。
松屋浅草と浅草寺は目と鼻の先でございまっすから、あっという間に着いたのでっすが、ちょうど縁日が行われていて露店がたくさん出ておった。
で、その先輩が
おっ!たこ焼き食おうぜっ!
とこれまた唐突に言い出したのでたこ焼き屋の露店に向かうと、皆絶句したのであった。
確かに看板には“たこ焼き”とあるのでっすが、それはほとんど全ての方が連想をする“たこ焼き”ではなく、正確に言えば
“たこの丸焼き”

なのであった・・・。
間違いぢゃねぇのだけど、さすがに“たこの丸焼き”片手に浅草寺の参道を歩く勇気を持つものは一人もおらなんだ・・・。
江の島名物の“丸焼きたこせんべい”

だったらお気楽なんでっすけどね・・・。
未だにたこ焼きの露店を見ると、果たして“丸焼き”なのか“たこ焼き”なのかを確認してしまうオイラなのであった・・・。
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