MOTTAINAI!
今日で未曾有の日本航空123便墜落事故から38年でっすか・・・。光陰矢の如し・・・。
あの日のことは今も鮮明に覚えちょりまっす。個人的には坂本九さんの遭難が未だ忘れがたいっす。いわゆる航空機事故による犠牲者はこの事故が今以て最多とのこと。
二度とこのようなことが起こらないよう願いまっす。合掌。
さて、このお話も旧愚ブログで書いたのでっすけど、今回は立て続けに書いた葛飾区立石某所のバイト先ではなく、若頭(仮)&舎弟(仮)を相手に走馬灯を回しまくった“松屋浅草”での、大学2年時の残暑見舞い期間中のお話でっす。
この時はお中元期間から8月末までバイトをしたのでっすけど、長い間、千葉商科大学ギター部の“松屋浅草”でのバイト奉仕という麗しき伝統は、訳あってこの年のお歳暮時期をもって終了いたしまっした。
大学1年時、一緒にバイトをしていた同級生のM君は現在、ちょっと名の知れた声優さんをされておらるるのでっすが、この時は既に役者を目指されてギター部は退部していまっした。
だもんで、このバイトの時はオイラを含め、先輩と3人位でやらせていただいておりまっした。
当時の“松屋浅草”は結構古い建物で(今はどうなっているんだろう?)、例えば膨大な商品を保管している倉庫はもちろんありまっすが、店内のお客人から見えない場所にもちょっとした隠し倉庫がございまっした。
それはほとんどの場合、階段下のデッドスペースを利用したもので、社員やバイトのためのちょっとした休憩スペース&喫煙スペースもございまっした。
オイラのお仕事は繁忙期はパートのおばちゃんのサポートが主で、「Luzia君。◯◯と△△を◇番倉庫から持ってきれくれるぅ?」と頼まれると、「押忍っ!了解でありまっすっ!」とダッシュで向かい、台車に山のように荷物を積んで店内を移動しまくっておりまっした。
このデッドスペースを利用した倉庫なのでっすが、真夏は当然ながらメッチャ暑いのな。なので、保管しているものは油のセットであったり、調味料関係が多かったっす。
で、今はそんな事はないと思いまっすが(そう信じたい)、暑くて湿度が高めのこういうスペースには皆さん苦手であろうGが結構いたりする。
ある日、社員某氏に「Luzia君、ちょっと一緒に階段下の倉庫に来てくれない?」と言われて付いて行くと、倉庫内に入るや否や社員某氏がいきなり素手で壁を叩き始めたの。
何しちょるんだろう?と思っていると、
ここって結構、Gがいるんだよね。ハッハッハっ!
と呵々大笑しながらGを叩きまくってるの・・・。素手で・・・。
一瞬引いたけど、実はオイラはGが大丈夫な人なので、一緒に叩きまくったっけ。(今でも人前ぢゃなければやっちゃうな・・・。良い子は真似しちゃいけねぇよ。ただし、イモムシやケムシは想像するだけでもダメ・・・)
そんなこんなで猛暑日のある日、この社員某氏に「今日はLuzia君にやってもらいたいことがあるんで、ちょっと一緒に来てくれる?」と言われ、「え、またGの駆除っすか?」と聞いたら、「まぁまぁ、とにかく行こう行こう」と言うのでまたぞろ付いて行くと、何故かデパートの外に出ていくのよ。
デパートから徒歩2分ほどの所に金網に囲まれたコンクリで出来た頑丈そうな建物があって、何故かその扉にはバカでかい南京錠が掛かっておりんした。
そこはゴミ集積所だったのでっすが、通常のゴミを捨てる場所ではなく、賞味期限切れの食品、調味料関係を廃棄する所だったのねん。
南京錠はホームレスの方々が(当時、この近辺は非常に多かったっす。都営浅草線の地下通路も凄かった)、これらを持ち去らないようにという配慮の元に掛けられておりまっした。
社員某氏は
各倉庫を回って賞味期限切れの商品を探して
ここで処分してねん。
中身はゴミ箱、缶や瓶類は分別して纏めといてねん。
ハイ、これが南京錠の鍵。
ぢゃ、暑いけど水分補給しながら頑張ってねん。
という訳で何箇所の倉庫を回って賞味期限切れ商品を探しまっすと、結構あるのよ・・・。ジャム類が多かったなぁ。
あっという間に台車1台がいっぱいになっちまった・・・。で、ゴミ集積所に戻って処理を始めたのでっすが、猛暑中のコンクリ製の建物でっすから中はジッとしていても滝のように汗が流れるほど
地獄のような暑さ・・・。
瓶を開封してジャム類をゴミ箱に捨てまくり、醤油、ソース等の調味料も捨てまくりしておりまっすと、悪臭ではないのでっすが
何とも言えない匂いが充満
するわけで、5分もしないうちに頭がクラクラしてくるっていう寸法。
一体、ゴミ集積所とデパートを何往復しただろうか???
賞味期限切の定義ってコンビニやスーパーもそうでっすけど、非常にシビアぢゃないですか。現在は時間でも区切られてまっすよね。1日はおろか、1秒でも過ぎたらダメっていうね。
さすがにこの頃はそこまでシビアではありませんでっしたけど、それでも1日過ぎていたらアウトでござんした。
んで、上半身は着衣のままシャワーを浴びたが如くビショヌーレだし、暑さと匂いで頭はボォ~~っとするし、最後の方になってきた時、無性に自己嫌悪に苛まれちまった・・・。
この食品ってまだまだ全然食べられるんだよね・・・。
オイラ、すんごい罰当たりな事をしてるんぢゃねぇか?
世界中には飢えている人が億単位でいるんだよね?
一体何なのだ、このザマはっ!
日本なんざ滅んじまえ。バカヤローっ!
ってな感じで、滝汗垂らしながら滂沱の涙を流すオイラなのでありまっした。
まぁね・・・。賞味期限切れの食品を販売して後で何かトラブルがあると大変なのはわかるんでっすけどね。
でも、近年は食品ロスに関しては様々な試みが実施され、有効活用が行われるようになってきたのでだいぶ進歩はしたと思ふ。やっぱり、そうでなきゃね。
コメント