会社のすぐ近くにあるコンビニはセブンイレブン(2店)、ファミリーマート(5店)、ナチュラルローソン(1店)なんすけど、セルフレジが導入されているのは今のところナチュラルローソンだけでございまっして、でも、いつも普通に店員さんに会計をお願いしておりまっす。
が、今日初めてセルフレジを使ってみたっす。確かに便利ではあるのでっすが、慣れていないこともあるのかもしれないでっすけど、オイラはやっぱり店員さんとの何気ないやり取りがある方が落ち着くなぁ・・・。古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ古いものを欲しがるもんでございます。(なんかちゃうな・・・)
さて、Astor Piazzolla(アストル・ピアソラ)作品のソロ・ギター・アレンジ譜は本日現在、国内外を問わずたくさん出版されちょりまっすが、オイラが現在の店に就職をした1989年から現在に至っても人気が高いアレンジの1つがウルグアイ出身の巨匠、Baltazar Benítez(バルタサール・ベニーテス、1944-2018)による“Verano Porteño(ブエノスアイレスの夏)”、“Milonga del Angel(天使のミロンガ)”、“La Muerte del Angel(天使の死)”、“Primavera Porteña(ブエノスアイレスの春)”を収録した“Four pieces(4つの小品)”でございまっす。
このアレンジ譜は特にクラシック・ギターの大巨匠、John Williams(ジョン・ウィリアムス)が1989年にリリースしたアルバム、“Spirit of the Guitar: Music of the Americas(邦題:スピリット・オブ・ギター)”にベニーテス編の“ブエノスアイレスの夏”を収録したこともあって、当時は兎にも角にも楽譜が売れまくったけ。
そうそう。楽譜の巻頭にピアソラ直筆のベニーテスへの賛辞が書かれちょりまっす。
ブエノスアイレスの音楽の未来は新しいタンゴの演奏であり、その意味ではバルタサール・ベニーテスの演奏は私の音楽に新しいタンゴのパワーを与えてくれる。
みたいなことが書かれちょりまっす。
その後もベニーテスのアレンジは国内外のギタリストにより演奏、録音されてピアソラ作品のソロ・ギター・アレンジものの定番人気楽譜になったのでっした。
冒頭の動画はベニーテス自身による大変貴重な“ブエノスアイレスの夏”の演奏動画でっすが、“ブエノスアイレスの春”もあるよ。
さてさて、アルゼンチン出身の巨匠、Roberto Aussel(ロベルト・アウセル)が2019年にリリースしたタンゴとミロンガを集めたアルバム、“Tangos & Milongas”というナイスな録音があるのでっすが、これにはピアソラ作品としてはPablo Uccelli(パブロ・ウッチェリ)のアレンジよる“Retrato de Alfredo Gobbi(アルフレッド・ゴビの肖像)と、アウセル自身のアレンジによる“El gordo triste(悲しきゴルド)”が収録されちょりまっす。いずれもこれまであまりソロ・ギターにアレンジされていない作品なので貴重っす。
んでまた、これがなかなか素晴らしいアレンジなのでございまっすよ。となれば、アレンジ譜が出版されているか大いに気になるのが人情でござる。
あい。安心して下さい。安心しまくって下さい。安心しきって下さい。
現在、フランスのL’empreinte Mélodiqueという出版社から上記2曲と、Pino Enriquez(ピノ・エンリケス)のアレンジよる“Jacinto Chiclana(ハシント・チクラーナ)”と“Chiquilín de Bachín(チキリン・デ・バチン)”を加えたアレンジ集、“4 Piezas para la guitarra” が、ロベルト・アウセル・エディション的な形で出版されておりんす。

各曲のアレンジ譜冒頭はこんな感じでっす。




編曲者のパブロ・ウッチェリによる“アルフレッド・ゴビの肖像”の演奏動画。
ロベルト・アウセルによる“悲しきゴルド”の演奏音源。
ロベルト・アウセルによる“ハシント・チクラーナ”の演奏動画。
ロベルト・アウセルによる“チキリン・デ・バチン”の演奏動画。(※楽譜にはないイントロ付き)
いいねぇいいねぇ。
オイラ的にはこの新しいピアソラ・アレンジ集を“シン・4つの小品”と認定したい今日このごろ、皆様いかがお過ごしでせうか?
が、but、しかしっ!
このアレンジ集は2021年に出版されたのに、なぜかまだ日本のどこの店にも楽譜が入荷した形跡がない・・・。どないなっとんのやっ!
つ~か、オイラは個人的に入手はしていても、店としては注文してねぇや・・・。サーセン・・・。
【追記】
ちなみに前述のL’empreinte Mélodiqueからはブラジルの鬼才、Arthur Kampela(アーサー・カンペラ)の刺激的な作品、“Percussion Study”の I~IIIも出版されちょりまっす。
アルゼンチンの巨匠、Pablo Márquez(パブロ・マルケス)による I の演奏動画。
ドイツのギタリスト、Marisa Minder(マリサ・ミンダー)による II の演奏動画。
Matthias Koole(マティアス・クール?)というギタリストによる III の演奏動画。
興味のある方は是非どうぞ。


すからかちゃさん
お初にお便りいたします。
とても良いところでお会いできました。
ちょうどJacinto Chilana[の楽譜を探しておりましたです。
やあ、ありがたかったです。
フランスに注文しました。EURO高でお値段はすごかったですが。
ついでと言っては何ですがMilongueo del ayerの楽譜も何か情報ないでしょうか。
あればとてもうれしいのですが…
ついでと言っては何ですがフランスのギター作りのDominique Delarueの楽器はどうなんでしょうね。
よさそうの思うのですが。
お暇なときにお教えください。
omitochiunomayaさん
コメントをいただきありがとうございまっす。
>フランスに注文しました。EURO高でお値段はすごかったですが。
ほんと、楽器業界も特にユーロ高には頭を悩ませておりまっする。汎ゆる物を値上げせざるを得ない状況でっす・・・。
>フランスのギター作りのDominique Delarueの楽器はどうなんでしょうね。
実はこの楽器は一度も弾いたことがございませぬ・・・。(滝汗)YouTubeでこの楽器を演奏されている方の音を聴きますと良さげですっね。
>ついでと言っては何ですがMilongueo del ayerの楽譜も何か情報ないでしょうか。
オイラ宛に電子手紙をお送り下され。幸せになれるかもしれませぬ。
luzia@nifty.com
【追記】
“補遺編:アストル・ピアソラの“シン・4つの小品”~小おまけ付き”に、アウセル先生が弾いていらっしゃる楽譜には無いイントロ部分の採譜を掲載しちょりまっす。
すちゃらかさん
実はご相談がありまして。
Dominique Delarue のこの間お見せした2023年の表板が松のギターか
Daniele Marrabello かを買おうと思っているのですが…
こんないい加減な比較もできないような音源で何を言うてまんねんてなもんですが。
すちゃらかさんの肥えた耳と長年楽器を見てこられた経験からすると個人で買われるとしたらどちらを取られますか?
Delarueは現在あって(これが良しあしで)今買うとユーロ高で普段の3,4割増しで買わないといけません。
Marrabelloは今ないのですが来年の9月か10月頃にはできるそうでその頃にはいくら何でもこの円安も何とかなるであろうと推測されます。それと我小手を助ける640mm のも作ってもらえるのですが…
今まではしんどいと言いながらもずっと650mmで弾いては来たので何とかなるとは思っています。
Marrabelloイタリア兄ちゃんのカラット明るいパンチのある音か、Delarue のちょっと沈んだ品がありながらも力と芯のある音、どちらもなかなかの魅力で聞けば聞くほど迷います。
実はMarrabelloにしようと手付けを打とうとしているのに口座情報をまだ言ってこないうちにDelarueにもとても惹かれている自分に気が付いてしまったのです。実は前からです。
すちゃらかさんの立場も考えずにいろいろと訳の分からないことばっかり言ってそても申し訳なく思っております。
omitochiunomayaさん
コメントをいただき誠にありがとうございまっする。
返信が遅くなって申し訳ございませんでっす。
先程、諸々の件、電子手紙にてお送りさせていただきまっした。ご参考いただけたら幸甚でっす。
すちゃらかさん
お送りいただいているはずの返信がどこに到着しておりません。
私の勘違いかもしれませんが楽しみにしておりましたので残念であります。
omitochiunomayaさん
>お送りいただいているはずの返信がどこに到着しておりません。
え”え”っ!いただいたメールにPDF付きの返信をしたのでっすが・・・。
先程、再送致しまっしたので、今一度ご確認くだっさい。
※明日は公休のためお返事が出来ませぬが、もし、届かないようでっしたら、別の手段を考えまっする。
残念ながらまだ電子手紙いただけておりません。
アドレスも間違っておりません。
pdfという事はますます楽しみななってきますな。
よろひくお願いいたします。。
omitochiunomayaさん
>残念ながらまだ電子手紙いただけておりません。
ぬぅ~~~~。実に不可解なり・・・。という訳で、こちらにメール文面とPDFのリンクを貼りまっする。
omitochiunomayaさん
ご連絡をいただき誠にありがとうございます。
アベル・フレウリの「Milongueo del Ayer(過ぎし日のミロンガ)」の楽譜の初版を添付いたしました。
でっすが、かなり読み辛いので大昔にオイラが浄書をした楽譜も添付しまっした。どうぞ、ご活用下さい。
さて、フランスのDominique Delarue、イタリアのDaniele Marrabello。
やっぱりお国柄というのは楽器の音に反映されるのはギターに限らず、他の楽器でもありまっすね。
Daniele Marrabelloのギターはイタリアの楽器らしい明るく軽やかな音色でっすね。バロック時代のチェンバロで、現代では“イタリアン”という呼称で呼ばれるタイプがあるのでっすが、これも同様でっす。
楽器レベルとしてはDominique Delarue、Daniele Marrabello共に甲乙つけ難い同レベルの楽器と思って良いかと思いまっす。
ギターに限らず楽器選び、特にアコースティック楽器の場合、最終的に非常に重要になるのは、ご自身の好みの音かどうかという事に尽きまっす。
例えば、好みを抜きにして誰が見ても(弾いても)素晴らしい名器があったとして、それを実際に弾いたり、音を聞いたりした時に確かにすんごい楽器だけど、好きな音ぢゃないな・・・と思われたら、その楽器はたとえ名器であってもその方にとってはダメな楽器なんでっすよね。
以上、ご参考いただけまっしたら幸甚でっす。
ではでは。
Luzia
アベル・フレウリ/遥かなるミロンガ(初版)(PDF)
アベル・フレウリ/遥かなるミロンガ(Luzia浄書版)(PDF)
本当になんとも不可解な。
それにもめげずご連絡ありがとうございます。
楽器は人を表すという事ですやはり。
MARRABELLOは抜けるように愉快で明るい典型イタリアン。
DELARUEは暗渋いフランス映画的楽器。
ろくに弾けもしないのに両方ほしいです。
でも結局MARRABELLO兄さんの640mmスケールを頼みました。
でも気の遠くなるような先の話です。
でもDELARUE渋いですねー。
鬼も笑う来年、しかも9月たぶん10月?プラス弾きもしないで買うリスク(それも楽しい、と言う事に)
ところで糸巻きのALESSIとSHELLERどちらが良いのでしょうか?
プロが100年使うとさがでるのでしょうかねー。
オプションでSHELLERにするとずいぶんとプラスが出るのですが。
ところでフランスから楽譜が着きました、これから格闘です。
いろいろとありがとうございます.。
これからもよろしくお願いいたします。
omitochiunomayaさん
今回はお手数をおかけいたしまっした。
>でも結局MARRABELLO兄さんの640mmスケールを頼みました。
ムイ・ビエン!にしても、完成が来年の秋でっすか・・・。ふぅ・・・。
マシンヘッドでっすが、イタリアのAlessi(アレッシ)は後発のメーカーでっすが、デザインに優れた高性能のブツだと認識しておりまっす。
オイラの感覚でっすと、アレッシ=超高額、シャーラー=普通っていう感じなのでっすが、何でシャーラーだとプラスになるか不思議・・・。
オイラの好みは断然、アレッシでっす。
ピアソラの楽譜も届いたとのこと、是非レパートリーにしてくだっさい。
なんから何までありがとうございました。
楽譜は貴兄の書き直された方が圧倒的に読みやすく楽しみですが、が、が
一度にこんなに集まっても、鼻血出そうであります。
マシンヘッドALESSIで決まりです。
それにしても来年の秋はきついですよね。
これはひとえに640の弦長のせいではあるる思います。
というのは今すぐでも650であればあるのですが円安のせいでとても高ーいのです。
したがって来年の秋はちょっとはましであろうという思惑もあって…のことでもあります。
それとデザインのことでパフリングをしようか言ってきてますが。
ネットで見てもいまいち何のことかわかりません。おんぶにだっこで申し訳ないのですが、
なんのことか教えていただけると嬉しいのですが。
今後ともご教授のほどよろしくお願いいたします。
omitochiunomayaさん
コメントをいただきありがとうございまっす。
パフリングはいわゆる“縁飾り”のことでっす。多くは表板、裏板の縁への装飾でっすね。