重たいお話になってしまって大変恐縮なのですが、2019年12月に私の小学校時代の親友の一人であるK君が不慮の事故に遭遇して逝き(50代半ば)、2022年5月に私がブログではなくウェブサイトを運営していた頃にフラメンコ関連で出会ったC女史がご病気で逝き(60代前半)、2023年6月にうちのお店に営業として長年勤め、退社後は作曲や編曲の仕事をしていたI氏がご病気で逝き(60代前半)、今年の8月に我が愚妹も病気で逝き(50代半ば)、この5年の間に私と近しい人間が立て続けに4人旅立ってしまいました。
正直に言いますと、私と深く関わった人間は短命に終わってしまうのではなかろうか・・・という感情を折に触れて抱いてしまうのは事実です。
勿論、これは全て偶然ではあります。
しかしながら、年齢的には皆50代~60代という日本人の平均寿命を鑑みますと若くして逝ってしまったわけで、何とも言えない思いが募ります・・・。
4人ともまさかこの歳で逝くとは思っていなかったでしょうし、正に人生とは先が見えない展開の連続なのかもしれませんね。かく言う私だって明日の事はわかりませんですしね・・・。
ちょっとしんみりしてしまいました。ここからはいつも通りに!(コム・ダビチュード!)
さて、冒頭の動画はメリケンのギタリスト、Laurel Harned(ローレル・ハーネッド、18歳っ!)のSiccas Guitarsで一昨日の10月6日に配信されたオンライン・ギターコンサート動画なのでっすが、3曲目にメリケンのギタリスト・コンポーザー、Thomas Flippin(トーマス・フリッピン)の“Nail-Biter”という作品が演奏されちょりまっす。
タイトルの“ネイル=バァイター”は“先が読めなくて緊張した場面”、“ハラハラドキドキ”、“展開”といった意味でっす。
この曲は今年開催された第5回“James Stroud Classical Guitar Competition(ジェイムズ・ストラウド・クラシカル・ギターコンクール)”の課題曲として委嘱された作品でございまっす。
ハーネッドさん自身、今回このコンクールでセミファイナルまで進まれておりまっす。(残念がらファイナルには進めなかったようでっす・・・)
作曲者のトーマス・フリッピンによりまっすと、
ジェイムズ・ストラウドと私が共にグレイシャー国立公園で長い時間を過ごした経験から、アメリカの山々への相互愛にインスパイアされた作品でございまっす。
この曲ではブルーグラスやブルースのテーマを繰り返すロンド形式の部分と、アパラチア山脈地域におけるバンジョー音楽の自由なスタイルを彷彿とさせる、開放弦によるアルペジョを使用していまっす。
とのことでっす。
ハーネッドさんは軽々と演奏していらっしゃいまっすが、曲自体はかなりギタリスティックな難曲でござんす。
楽譜冒頭はこんな感じでっす。
難曲ではありまっすけど、演奏技術的に無理な所は全くございませぬ。
腕に覚えのある方で弾いてみたい方。楽譜はフリッピンさんのウェブサイトで購入可能でっす。
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