気候がだいぶ秋っぽくなっていい感じなのでっすが、お店のオイラの座っている席の左手の窓が真南なものでっすから、ガラス越しの日差しが、
暑いっ!
今日もTシャツにエプロンで過ごしておりまっす。
にしても、ウクライナ~ロシア情勢におけるロシア軍への北朝鮮兵派遣、それに伴う北朝鮮の韓国に対して発した敵対国宣言、ガザ・イスラエル紛争の泥沼化・・・。
どんなに時代が進んでも、人間の愚かしさというものは不変らしい・・・。月に代わっておしおきよっ!バルスっ!(はぁ?)
さて、愚ブログ再開の初期に秋になると、George Winston(ジョージ・ウィンストン)の1980年にリリースされた大ヒットアルバム、“Autumn”を聴くのがルーティンになっていると書いたのでっすが(ここ)、昨夜、今年初の“オータム・ルーティン”を実行。

やっぱり最高っすわっ!
ジョージ・ウィンストンは残念ながら昨年の6月に74歳で病没されたのでっすけど、少なくともこのアルバムは今後も多くの方々に聴き継がれていく名盤だと思いまっす。
オイラは収録曲全てが好きなのでっすが、とりわけ好きなのが冒頭音源の“Moon(月)”でございまっす。
ジョージ・ウィンストンの貴重なライブ動画もどうぞ。
月を愛でる絶好の季節である秋に聴く“Moon”はムイ・ビエンっ!
ちょっと話が脱線いたしまっすが、この大ヒットしたアルバムの5年後の1985年に、日本の某出版社が版権をクリアしないまま“Autumn”に完全準拠した楽譜をフライング出版してしまい、出版直後に販売停止(≒絶版)という事態になりまっした。
この楽譜は現在、ゾンナマ(Amazon)なんかに出品されておりまっすが、結構なプレミア価格になっちょりまっす。
元々、ジョージ・ウィンストンは自身の作品の楽譜出版を頑なに拒んでおったのでっすが、現在はメリケンのHal Leonardからのみ出版が許されておりまっする。
となりまっすと、例えばジョージ・ウィンストン作品のギターソロ・アレンジ譜などというものはおいそれとは出版出来ない訳でありまっす。
が、ジョージ・ウィンストンが唯一公認したアレンジ曲集が存在しまっす。1
メリケンのギタリスト、Ed Wright(エド・ライト)のアレンジによる“George Winston for Solo Guitar”でござんす。

エドさんによる曲集に付された序文が大変興味深いので訳して引用しまっす。(ちょっと長いでっすが・・・)
1980年代初めに私はソロ・ギターのデモ・テープを当時、比較的新しい会社であるウィンダム・ヒル・レコードに送りました。
数ヵ月後、既に大変丁寧な不採用通知を受け取っていた私はまさかウィンダム・ヒル専属のピアノ・マスターである、ジョージ・ウィンストンから直々に私のデモ・テープに関する電話をいただけるとは夢にも思わず吃驚しました。
どうやら、ウィンダム・ヒル・レコードの社長で、ギタリストでもあるウィリアム・アッカーマンが興味を持つかもしれないと彼にデモ・テープ渡したようでした。
その電話で最も印象的だったのは、ジョージが私のレコーディングを評価する際に示した聴く力でした
彼は私が影響を受けたと思われるアーティストを、驚くほど正確かつ完璧に列挙していきました。
また、ピアニストとしてしか彼を知らなかった私が想像していた以上に、ギターのテクニックを熟知しているようでした。
ジョージ・ウィンストン自身が、実は熱心なギタリストでもあったことを知ったのは、それからしばらく経ってからでした。
実際、彼がいつもライナーノーツに書いているインスピレーションの源をざっと読んでみると、恐らくピアニストよりもギタリストの方が多いことがわかります。
このようなプレイヤー達の影響は彼の作品の多くに聴くことが出来ますし、私が初めて彼の曲をギターで弾いてみようと思ったのは、このような特質があったからです。
ここに紹介する曲のいくつかはトランスクリプションであり、いくつかはアレンジですが、その全てにおいて、私は彼のスタイルのエッセンスをピアノの言語からギターの言語に翻訳しようと試みました。(場合によっては、このプロセスが原語への回帰のように思えることもありました)
最近、トルストイの『アンナ・カレーニナ』の新訳に携わった2人の作家のインタビューを聴きました。彼らが直面している困難な問題は、私が遭遇している問題とは似ていないように思えました。
彼らはロシア語では 「速い 」と訳される単語が、英語では 「quick」、「speedy」、「fleet」、「swift」、「rapid」、あるいは他の多くの単語に訳され、それによって文章の意味に微妙な違いが生じる可能性があることに言及していました。
同様に私はピアノでは完全な和音であったものが、ギターでは2つの音、あるいは単音になることで、より表現的に変化することや、和声の単純な反転が、ピアノでは完全にオクターブ変化することを暗示することも発見しました。
最終的な目標はどちらの楽器の言葉を損なうことなく、常に音楽の完全性を保つことでした。いくつかの曲はかなり難しいものになりましたが、どの曲も非常にギターらしい性質を持っています。
ジョージのスタイルはフォーク・ピアノと呼ばれていますが、それは恐らく適切な評価だと思います。
優れたフォーク・ミュージックは口承の伝統から生まれ、受け継がれてきたスタイルの混合物であることが多いですが、ジョージの聴く力は様々な音楽スタイルを吸収し、そこから彼独自の作曲を合成することを可能にしてきました。
彼の作曲した作品はほとんど書き残されていませんが、今回、これらの作品を皆さんに提示することをジョージが許可してくれたことを大変光栄に思います。
どうぞ音楽と録音をお楽しみください。
との事でっす。
確かにジョージ・ウィンストンはギター演奏にも長けていたんでっすよね。貴重なギター演奏動画をどうぞ。
ムイ・ビエンっ!
いやはや、長くなっちまったな、おい。
肝心のアレンジ曲集でっすが、“Autumn”以外のアルバムに収録されている曲は“Graduation~アルバム「Plains」1999年より)”、“Dubuque~アルバム」Plains」1999年より)”、“Loreta an Desiree’s Bouquet, Part 1~アルバム「Summer」1991年より)”、“Plains(Eastern Montana Blues)~アルバム「Plains」1999年より”、“Rag~アルバム「Ballads and Blues」1972年より)”が収載されちょりまっする。
“Autumn”収録曲は下記の通りざんす。





ふふふん。“Moon”も収載されちょるがなっ!
で、最後の最後でサーセンっ!“George Winston for Solo Guitar”は現在、絶版でっす・・・。
が、but、しかし、ご安心なされたっし。
収載曲は現在、1曲単位のピースで版元のHal Leonardとヤマハの“ぷりんと楽譜”からPDF版を購入可能でっす。
残念ながら唯一、“Rag”はどちらでも販売されておりまっせん。(理由はわからぬのでっすが、大人の事情なのでせう)
“Rag”も欲しいんだよっ!という兄弟姉妹は何とかして製本版を探しまくりなさいまし。
残念ながらエドさんによるジョージ・ウィンストン作品の演奏動画は無いのでっすが、こういうギターを弾く方でっす。
凄く暖かみのあるギター演奏でっすね。
ジョージ・ウィンストンが、エドさんを気に入ったのが分かるような気がしまっす。

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