楽器を試奏がてら、久し振りに本気でギターを弾いてみたらクリビツするくらい指が動きまっしてね、スケールなぞはBPM200位余裕であったわ。やはりオイラは天才を超えた
神以上の存在っ!
なのかもしれねぇっ!と、一瞬ほくそ笑んだのでっすが、大抵の場合、これは単なる気のせいなんだよね・・・。現実はそんなに甘くはねぇって話しでっす。
さて、冒頭の動画は世界的にリスペクトされているクラシック・ギタリスト、故 稲垣 稔さん(1958-2013)によるJosé Viñas(ホセ・ビーニャス、1823-1888)の“Fantasía original(独創的幻想曲)”を演奏されている大変貴重な動画でっす。
あぁ・・・。稲垣さんの筆舌に尽くし難い美音が心に沁みまっす・・・。
ホセ・ビーニャスは、あのFrancisco Tárrega(フランシスコ・タレガ)より29歳年上の先輩格に当たるギタリスト・コンポーザーでございまっするね。
ビーニャスはたくさんのギター作品を残しておりまっすが、これまた山下和仁さん絡みのお話になって恐縮でございまっするが、山下さんがこの曲を1984年リリースのアルバム、“内なる想い”、1998年リリースのアルバム、“はちすずめ・インドの歌/小品集Vol.2”と2回も録音さていることもあり1、ビーニャス作品で最も演奏頻度の高い人気曲かもしれまっせん。
トレモロも出てきまっすね。
初版ファクシミリ譜はこんな感じでっす。


副題に“Capricho a imitacion del Piano”、つまり、“ピアノを模したカプリッチョ(奇想曲)”とあるのでっすが、曲を聴いた限りではピアノを模したというより、かなりギタリスティックな作品でござんす。
とは言え、とっても良い曲に変わりありまっせん。
今回はパブリック・ドメインの初版ファクシミリ譜をおまけ付きにいたしまっす。自由にDLってお楽しみ下され。
José Viñas(ホセ・ビーニャス)/Fantasía original(独創的幻想曲)(PDF)
脚注
- つい先日リリースされた20代前半の貴重な演奏音源を収めた“山下和仁/アーカイブ・シリーズ 5:燦爛~伝説の幕開け~”を含めれば3回。
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