来年のことを言うと鬼が笑うと申しまっすが、2023年11月23日~26日にかけて開催予定の“イーストエンド国際ギターフェスティバル”の招聘でブラジルのマエストロ、Marco Pereira(マルコ・ペレイラ)が初来日公演を行う予定でっす!
旧愚ブログでも何度かマルコさんの事は書きまっしたけど、オイラが初めてマルコさんの事を知ったのは、ギター業界に入って間もない1991年にビクターからリリースされたナイスなアルバム、“Guitar Workshop in Rio”を聴いたのがきっかけでした。
特に収録されていたマルコさんの自作曲、“Num Pagode em Planaltina(パゴダの仏塔プラナルティナ)”にメッチャ痺れてしもうたのよ。
当時はYouTubeなんかございませぬから、冒頭の演奏動画なんて夢のまた夢でしたわ。
マルコさんの作品は今でこそたくさん出版されておりまっすが、当時はフランスのHenri Lemoineから出版されていた1“5 Pièces brésiliennes(5つのブラジルの小品)”くらいしかなかったっけ。
その中に収録されている“O Choro de Juliana(ジュリアナのショーロ)”、“Pixaim(ピシャイム)”は国内外のギタリスト(プロ、アマ問わず)に愛奏されちょりまっすね。
そうそう!
話が前後してしまうのでっすが、ようやく楽譜の仕事に慣れてきたオイラは“パゴダの仏塔プラナルティナ”が出版されているかどうか海外の様々な出版社からカタログを取り寄せて調べまくったのでっすけど、結局わからんかったね・・・。
1991年当時はPCも普及しておりまっせんから、ネットで検索など出来ぬわけで・・・。
うちのお店にPCが導入されたのは1998年でございまっす。1995年にWindows 95がリリースされて、Windows 98に切り替わり始めた頃でっす。
で、オイラは導入1ヶ月前くらいに個人的にノートPCを購入して、悪戦苦闘しながらPC習得に血道を上げておりまっした。
記憶では2000年代初めにようやくメールでマルコさんとコンタクトを取れて出版の有無を問い合わせたのね。
正直、返信は期待していなかったのでっすが、数日後にマルコさんから「今のところ出版予定はないのですが、もし出版されたらご連絡まします」という感じのとっても丁寧なご返事をいただいて感動したっす。
その後、めでたくメリケンのGSPからピースが出版され、現在はマルコさんのウェブサイトからも新しい版が購入出来るようになりやした。
来年、何事もなく無事にコンサートが行われる事を切に願うばかりでござんす。
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