という訳で、8日(日)に“第67回 東京国際ギターコンクール”の表彰式に参加させていただきまっした。
今年は本選課題曲が、審査員のお一人である作曲家の猿谷紀郎先生へ委嘱された新作ギター作品(この作品に関しては以前、ここに書きまっした)、第2次予選と本選のリアルタイム・ライブ配信(※下の動画はアーカイブでっす。そのままでっすとなかなか再生が始まりまっせん。進行状況バーをクリックして下され)、
“第2次予選”
“本選”
会場へ足を運ばれたお客人の投票による聴衆賞が新たに加わったコンクールでござんした。
結果は以下の通りでございまっす。
1位:Ausias Parejo(アウシアス・パレホ、スペイン)
2位:Francisco Luis(フランシスコ・ルイス、ポルトガル)
3位:Bogdan Mihailescu(ボグダン・ミハイルスク、ルーマニア)
4位:Katarzyna Smolarek(カタジナ・(もしくはカシア)・スモラレク、ポーランド)
5位:Manuel Toucinho(マヌエル・トウシーニョ、ポルトガル)
6位:Yunai Zhu(ピンイン・シュ、中国)聴衆賞:Bogdan Mihailescu(ボグダン・ミハイルスク、ルーマニア)
邦人最高位賞:金丸 花実
見事1位を受賞されたスペインのアウシアス・パレホさんは18歳だそうで、将来の活躍が楽しみでございまっす。
さて、冒頭の動画はオーストラリア出身の俊英、Stephanie Jones(ステファニー・ジョーンズ)による巨匠、Sérgio Assad(セルジオ・アサド)の新作、“Angelina(アンジェリーナ)”の演奏でっす。
この作品は今年ご逝去されたアサド一家の最愛のお母様、“アンジェリーナ”を偲んで作曲された楽曲でっす。(動画のサムネイルがアンジェリーナさんでっす)
追悼曲って短調の曲になりがちなのでっすけど、S.アサド先生は長調の愛らしい作品にされていて、アンジェリーナさんのことを知らない者でも、そのお人柄が忍ばれまっす。
楽譜冒頭部分はこんな感じでっす。
S.アサド先生の作品は難曲揃いなのでっすが、この作品は易しく弾けて、しかも大変美しいでっす。
尚、この作品の楽譜は無償公開されておりまっする。
弾いてみたい方は下記からDLって是非、レパートリーにお加えなされたし。
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