今更ですが、人間という生き物は実にメンドイ・・・。絶滅すればいいのにと本気で思うことがあります。
例えば、数十秒前まで機嫌が良かったのに何かしらのスイッチが入ってイキナリ不機嫌になったりする奴がたまにいるのですが、まぁ、要するに情緒不安定な人ですね。
まぁ、人間は誰しも押井 守さんが仰るところの宮崎 駿さんの2004年公開の映画、“ハウルの動く城”に出てくる“カチャカチャ”1

をもれなく所有していますから、意識的無意識的にかかわらず様々なキャラクターをシチュエーションによって瞬時に演じる生き物であります。ある時は善人、ある時は悪人、ある時はノーマル、ある時はアブノーマル、ある時は・・・のように。
当然、ワタクシもそうです。(ワタクシの場合はカチャカチャが10分割くらいになっている・・・)
そういう人間に出くわした時、こちら側が気を使って当たり障りなく対応しようとする行為はかなり肉体的精神的苦痛を覚えるわけで、が、当の本人は情緒が不安定なわけですから、相手がそういうストレスを抱えているとはこれっぽっちも気付かないし、気付いたとしても・・・まぁ、いいや。
若い頃はそういったストレスを抱えた時はシンプルにキレれば済んだのでありますが、還暦を迎えたいい歳したジジイが大人気もなくキレるのは、それはそれで客観的にはやはり情緒不安定、且つ、不穏な人間にしか見えないでしょうから、最近は専ら酒をかっ喰らって溜飲を下げるっていう方法を取ります。
酒という飲み物はそんなクソメンドイ人間が造り出した偉大な発明であります。だって、世界中どんな国にも地域にも特有の酒が存在しているのですから。
一体何の話???(いや、ただ疲れているだけです・・・)
さて、冒頭の音源はパコ・デ・ルシアが1981年にJohn McLaughlin(ジョン・マクラフリン)とLarry Coryell(ラリー・コリエル)とのスーパー・ギター・トリオ公演中に日本で録音されたアルバム2、“Castro Marín(邦題:カストロ・マリン)”に収録されているソレア、“Herencia(邦題:エレンシア)”でございます。
ちなみに“エレンシア”は“遺産”という意味でございます。
アルバム、“カストロ・マリン”は今となれば現代フラメンコ・ギター音楽を大きく飛躍させることになる萌芽という点で“遺産”と言えるかも知れません。
今回は冒頭部分を少しだけ譜面にしました。こんな感じです。
1~2章節で伝統的なEコードではなく、Eadd9コードを使用しているのが、当時としてはかなり斬新でありました。
このハーモニー感は、スーパー・ギター・トリオ等でジャズ・フュージョンのミュージシャンたちとの共演を経て影響を受けたものであると推測されます。
伝統的なフラメンコ・ギター音楽には無かったハーモニーの概念を取り入れようと、必死に模索しているパコ・デ・ルシアの姿が目に浮かぶようです。
その飽くなき模索が、6年後の1987年にリリースされ、未だに誰も超えることが出来ぬ現代フラメンコ・ギター音楽の歴史的大傑作アルバム、“Siroco(邦題:シロコ~熱風)”へと結実したわけですから、パコ・デ・ルシアは間違いなく不世出の天才でありましたね。


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