
誰にでも青春時代の甘酸っぱい思ひ出の一つや二つはあるものでございましょう。
かく言うわたくしにもございます。あぁ、なんと甘美なるあの青春の日々よ!あぁ、なんと切なき恋の思ひ出よ!あぁ・・・。
ったく、ウザいっすね・・・。
とは言え、自分で言うのも何なのでっすが、中高時代はモテたなぁ・・・。
リアルで中2だった時は一度に5人の女子に告白されたのでっすが、その頃は今では信じられぬくらい初心だったオイラはただただ顔を赤らめることしか出来ず、実に勿体ない事をしたなと後悔先に立たず・・・。
まぁ、そんな事はよろしっ!
さて、クラギをやられている方っ!この曲をご存知だろうか?
この曲はオイラにとって大変懐かしい曲でござんす。
たびたび書いているオイラの大学時代のギター部でっすが、我がギター部は毎年秋に定期演奏会を開催しておりまっした。
全体の流れは第1部がクラシック・ステージ、第2部がフラメンコ・ステージ、第3部が全体合奏というものでございまっした。
で、全体合奏のプログラムが終了し、アンコールとしてかならずこの曲を演奏し、途中で観客の方に手拍子を促して大団円で終演というのが、我がギター部伝統のお決まりのパターンだったのよ。
動画ではギター・デュオで演奏されちょりまっすが、我がギター部ではもう1パート増やして演奏しちょりまっした。
が、曲名は“ロマンス”という事はわかっていたのでっすが、実は先輩も後輩も誰一人この曲の作曲者を知らぬという謎の曲だったのさ・・・。
というのも、部室に保管されていたこの曲のアレンジ譜に作曲者が書かれていなかったの。で、実際、本プログラムで弾くのではなく、アンコールで弾くための曲って事もあって
別に作曲者がわからなくていいんぢゃね?
という体たらくのまま来てしまったのであった・・・。
既にこの曲の答えがわかっていらっしゃる方はエライっ!非常にエライっ!
あい。この曲はドイツの作曲家、Joseph Küffner(ヨーゼフ・キュフナー、1776-1856)作曲による、1826年に出版された“60 Leçons pour 2 Guitars à l’usage des commençans Op.168(ギター二重奏のためのやさしい60の練習曲Op.168)”に収録されている第28番、“Romance(ロマンス)”でっす。
お店に入社して楽譜の仕事を始め、数年経ってようやく作曲者と正式なタイトルを知ったのであった・・・。(焦汗)
キュフナーの生没年を見まっすと、ちょうど古典派の時代(1750頃-1820頃)にほぼ合致していまっすね。
タイトルどおりやさしい小品ではありまっすが、実に愛らしい曲でっす。
今でもこの曲を聴きまっすと、あの呑気な頃のあれやこれやの楽しい思ひ出が蘇りまんがな。もう、あの日々は二度と戻らないんだねぇ・・・。(黄昏ロマンス by ポルノグラフィティ)
この曲、私も遠い昔に聞いた(弾いた?)記憶があります。もともと高校のクラシックギター部に入ってギター合奏をしたのが私のギターの始まりでした。ただ全く甘酸っぱい思い出などなく、中高時代は全くモテませんでしたが。泣)
けんいちさん
コメントをいただきありがとうございまっする。
キュフナーの“ロマンス”は古典の風雅が感じられていいっすねぇ。
>ただ全く甘酸っぱい思い出などなく、中高時代は全くモテませんでしたが。泣)
あれはもしかしたら、夢だったのかも知れない・・・。